アンカレッジ

アラスカ第1の大都市です。アラスカの人口の約1/3がこの街に住んでいます。といっても人口約25万人。日本のように高層ビルが建ち並ぶでもなく、ゆったりとした雰囲気の残る街です。さすがに都市だけあって、レストランやデパートなどお店は豊富です。サーモンやハリバット(オヒョウ)などといったシーフードが美味しいのも魅力的です。時期によっては、街外れの川を遡上するサーモンを見ることもできます。また、街の北にはレゾリューション公園という小さな公園があります。展望台の重なったような狭い公園ですが、もしかしたら夜になれば運がよければ北の空にオーロラが見られるかもしれませんよ。

アラスカ鉄道
北はフェアバンクスから、アンカレッジを経てウィッティアまでを結ぶアラスカの大動脈アラスカ鉄道。一般客車や貨物車の後に、ツアー会社が保有する展望車を取り付けてツアーを行っています。速度は50kmと基本的に低速。景色を見ながらのんびりとというのが方針らしいです。のんびりすぎるのか、途中で故障して2時間待たされ、しかも貨物置き去りなんていうこともありました。長距離を走るだけあって、移り変わる車窓の風景は見ていて楽しいものがあります。ぜひ車内だけでなく、デッキに出て実際に風にあたってみてください。きっと、もっとアラスカを楽しめるはずです。
氷河クルーズ
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アンカレッジの南東の街ウィッティアからフェリーに乗って氷河を巡るツアーです。私たちが行ったのは26氷河クルーズ。その名の通り、26個の氷河が点在する地区を高速双胴船で巡ります。遠いもの近いものいろんな氷河があります。テレビで見るような派手な崩落はありませんでしたが。小さな崩落は何度も見ることができました。ただ、ここ20年ほどで劇的に氷河が後退しているとのこと。このまま温暖化が進めば、数十年後にはもうこんな景色を見ることはできなくなるかもしれません。そう考えると、氷河の崩落も少し怖いですね。そして、今回のクルーズで非常にラッキーだったことは、泳ぐオルカ(シャチ)の群れに出会えたこと。なかなか出会えない貴重な体験でした。他にもラッコやゴマフアザラシの群れにも遭遇。思い返せば、動物づくしだったツアーだった気もします。