フェアバンクス

今回はフェアバンクス入り。ただ、国際便自体が非常に珍しい空港らしく(国際空港でありながら)、街中からボランティアをかき集めた入国審査は非常に時間がかかります。さすがに3時間待ちは疲れました…。街自体は、ゆったりとしていて魅力的。ゆっくりと街をまわれなかったのが残念ですが、雰囲気だけは十分に味わってきました。そして、美味しいスモークサーモン屋さんも発見。お土産やさんのものよりも、ずっと安くて美味しかったのです。

アラスカ大学
アラスカ大学フェアバンクス校。ここには付属の博物館があります。この内容がまた豊富。マンモスの骨はもちろん、いろんな動物の剥製や鯨の骨、細かな民芸品やらがいっぱい。展示も工夫があって楽しめます。でも、一番の圧巻は水牛のミイラ。青く染まったその姿は、古の姿をそのままに留めていて、時を超えて見る者を圧倒します。時間があればまだまだ見て回りたいと思う博物館でした。
オーロラロッジ
フェアバンクスといえばオーロラと言うくらい、オーロラがよく見られるところとして有名です。8月末はちょうどシーズンが始まったところ。この時期ならば、冬と違って完全防備でなくとも、鼻毛まで凍らせなくても、運がよければオーロラを見ることができます。私たちが向かった先は、フェアバンクス郊外にある木造のオーロラ・ロッジ。何とこのロッジ、オーロラを見るためにオーナーの日本人夫妻が友人と3人で作ったものだとか。それだけでもビックリなのに、中に入るとさらにビックリ。北側に面した大きな窓と、素敵な室内空間が出迎えてくれます。オーナー夫婦もとっても気さくで楽しい方々。残念ながらこの日は雲が厚くてオーロラを見ることができませんでしたが、その分いろいろな話ができました。楽しくもあっという間の時間、後ろ髪引かれながら帰ってきました。リピーターが多いのも頷けるというものです。
チナ温泉リゾート
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チナ温泉リゾートは、フェアバンクスから90km程離れたところにある温泉リゾート地です。リゾートと名前は付いていますが、日本でのイメージとはまったく違います。背の低い針葉樹の森の中に、未舗装の道と背の低い建物が点在する不思議な空間。その中心には、巨大な岩に囲まれた巨大な露天風呂。その中には水着を着て立って入ります。というか、座ろうにも、どこもかしこも深すぎて…。このリゾートもオーロラ観測がメイン。そのための施設も充実しています。私たちは山腹にあるロッジに陣取りました。昼間は雲が濃かった空も、夜になるときれいに晴れ渡り。いやがおうにも期待は高まります。ようやく日が沈むと、空には満天の星。北極星が近い近い。そして、北の空が急に明るく染まりました。いよいよか! 揺らめく光。そしてついに。…三日月が昇りました。澄んだ空にとってもきれいなお月さま。結局この日もオーロラは見られず。自然現象はなかなか奥が深いのです。