ソーシャルネットと情報収集

ソーシャルネットワークと言うことで、今回は有名なTwitterとfacebook (mixiでもいいけど)について。これらのメディアは、そもそも性格が異なるものなので、比較することにどれくらいの意味があるのかについては、とりあえず置いておきます。これらは、コミュニケーションツールではあるけれど、本質は情報収集ツールだと思うので、その側面から。
さて、ブログのトラックバックから始まった(と思う)電子的なヒモ付けが、今ではいろいろなところに広がっています。
ヒモを引っ張ると、欲しい情報が手に入るという便利な仕組み。ちゃんと(?)使えば、かなり便利なのではと、感じさせてくれます。特に(仕事でも趣味でも)情報を集めることが必須である人には、もはや欠かせないツールになりつつあるのではないでしょうか。
しかしながら、そんなことが必須でない私の場合、どちらも使っているものの、実は独り言がメインになっていたりします。何故でしょうか。
facebook (またはmixi)のようなSNSでは、知り合いであるが故に、発信できない情報があったりします。一方で、知人からのニュースに価値がある場合というのは、その人との共通する仕事や趣味の部分が主であって、当然、発信されるもの全てではありません。そう考えると、信頼性は高いものの、情報に欠損が生じたり、ノイズが入ったりしやすい、と言えるのではないでしょうか。圧倒的多数の登録者でもって、それらを消し去るという奥義は、大抵の人は使えませんし。一歩引いて使うくらいの余裕がないと、疲れてしまうのも分かります。
そういう意味では、Twitterの方が情報を拾いやすいのかもしれません。フォローという簡単な仕組みだけで、以前の、ブログサイトをRSS登録+更新されたサイトを訪問し閲覧という手間なく、同じ画面上で情報を俯瞰できるというのは、確かによくできた仕組みだと思います。それに、文字数が少ないことによって、投稿者のハードルを下げているのも成功要因でしょう(話は脱線しますが、ついに「いいね」ボタンに至っては、文字数0で投稿可能ですから)。利用者が増えるほど、流れる情報が多くなって人を呼び込む仕掛けです。もっとも、情報のソースは自分で取捨選択しないといけないので、信頼性をどこまで担保するかという点が課題になります。また、フォローが増えるほど情報量は増えますが、流れが早くなりすぎて付いていけなくなる可能性もあります。
ただ、何にしても、これらは基本的に自分が集めたい情報や集まりやすい情報がメインになってしまうのが、難点かなとも思っています。以前に書いたこともありますが、人は、自らが興味を持ったものだけから、知識を得ているわけではないし、興味外からも積極的に情報を集めるべきだと思っています。
個人的には、新聞のような、一覧性があって、まんべんなく内容が散りばめられているメディアが一つの理想でしょうか。ソーシャルに振れていないニュースサイトが、今後そういった立場になるのかなと思っています。興味がわいたものを、深く掘り下げて調べることは、現在非常に容易になってますから。まずは肝心の入口整備。今後の発展に期待です。
一方で、趣味や仕事において必要な情報を収集するという方向については、もしかすると往年のニフティーのフォーラムのような仕組みが、いいのかもしれないなと思っています。荒れないように運営すること、中に必要な数を集めること、現代の他のメディアとの親和性を担保すること等、考え得る課題は数多くありますが。AIの進歩に期待してもよいのですが、きっとスパムとの戦いになりそうなので、画期的な方法論が必要そうです。
広く浅くと狭く深く。それぞれを満たすメディアの形は、決して定まるものではなく、今後も様々に流転していくのだと思います。先に、特に情報を集めることが必須である人、という書き方をしましたが、それは、どういう情報を集めなければいけないのかかがはっきりしている人、とも言えるのではないでしょうか。取り巻く情報に対して、自分が今どういう立場でいるのかを振り返ってみると、その時最適なツールの解が、まずは見えてくるのだと思います。